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2006年6月14日 (水)

損保ジャパンの業務一部停止命令

5月25日、損保ジャパンが金融庁より業務の一部停止命令、および業務改善命令を受けた。
保険金の支払い漏れのほか、生命保険の数字を上げるための名義借りの指示や保険料の立て替え、個人情報の管理体制の問題などによるものである。 他人名義の印鑑を大量に保有し、顧客の意思を確認しないまま、その印鑑を使って継続処理もしていたようである。

大量の印鑑の話は、ずいぶん前に損保ジャパン以外でも聞いたことがある。
また、月末にたくさんの通帳をもって、入金なのか記帳なのかわからないが、銀行のATMを長い時間利用している人を見たこともある。その人の持っていたA4サイズの封筒には、国内生保の社名が入っていた。

損害保険会社の場合、新入社員は指定されたディーラーでクルマを買わなければならない。そのディーラーが外車しか扱っていなくて、「何でもいいからいちばん安いクルマください」と言った新入社員も知っている。
トヨタ系の保険会社の場合、当然、クルマはトヨタを購入することになる。
クルマの購入費用は、勤務している保険会社が低利で貸してくれる。そのディーラーが取り扱う自動車保険の自社のシェアに関わるからだ。
自分が担当している代理店の数字を上げるために、自分や家族がその代理店の扱いで保険に入ることもある。
保険会社には契約者のモラルリスクがあるが、保険会社の社員にはノルマリスクがある。

損保ジャパンの業務停止は、損害保険の契約の締結と募集の業務については6月12日(月)から6月25日(日)まで。
今日、損保ジャパンのサイトで、保険商品について調べたいことがあったのだが、商品案内も出ていない。
「商品の案内」「資料請求」「保険料試算・見積依頼」など、保険募集に関わることは、サイトでもこの期間はできないようになっているようだ。
そこでフリーダイヤルに電話をして、「保険商品の内容について聞きたい」と言ったら、案内できないと言われた。
「すでに契約している人についても、保険の内容を教えられないのですか?」と言うと、教えてくれた。

保険会社のサイトから、商品説明が全部消えてしまうという事態に初めて遭遇したが、今週月曜日から募集業務の停止というのを忘れていたので、最初は「どうなっているの?」と驚いてしまった。
インターネットが普及して、便利になった反面、紙で見るしかなかった頃は、今回のような不便さを感じることはなかった。

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