発掘あるある大事典
先日、スーパーに行ったら、納豆が売り切れていた。
テレビ番組で納豆が取り上げられたため、品切れしているという張り紙があった。
そういえば、「発掘あるある大辞典」で、納豆にダイエット効果があるというのをやっていた。
納豆を食べてダイエット効果を出すには、1日1パックでは足りず、朝晩1パックずつ食べなくてはならないということだった。
1日2パックがノルマで、食べるだけでダイエット効果があるのなら、品切れになるのも納得できる。
ところが・・・
ダイエット効果というのは、捏造されたものであるというのが発覚した。
テレビ番組で健康効果やダイエット効果があるという食品が取り上げられると、それが品切れになるということは、過去にもよくあった。
今回、納豆が品切れしていたときは、「食品メーカーが番組に企画を持ち込むという作戦もありだなぁ」と思ったが、まさか番組で公表しているデータ自体が捏造されているとは思わなかった。
だが・・・
この番組では、過去にこんなことがあった。
もうずいぶん前のことだが、「保険」をテーマに取り上げるということで、出演交渉があった。
そして「保険会社に騙されて保険に入ったような人がいて、テレビに出てくれる人がいたら紹介して欲しい」ということだった。
当時私は、コンサルティングは毎日新聞紙上と郵政省の暮らしの相談センターで主にやっていたため、紹介できるような人はいない。
だが、「そういう人を知っている人を紹介して欲しい」と、1日に何度も電話がかかってきて、仕事ができない。
そこで、友人でカタカナ生保の営業をやっている人がいるので、「もしそういうよう人がいて、テレビに出てくれる人がいたら紹介してくれる?」と頼んだ。
その後、電話をかけてきた人からは、何も連絡がなかった。
「紹介してくれてありがとう」という御礼のひと言もなかったし、番組出演の話もなかった。
しばらくして、「保険」をテーマにした番組が放送された。
内容は・・・
「何だかなぁ・・・」というものだった。
「保険会社に騙されて保険に入ったような人」は、出てこなかった。
保険会社勤務の友人に、「どうなったの?」と訊ねると、紹介して収録もされたらしいのだが、全部カットされていたとか。
製作サイドの「政治的配慮」があったようである。
それにしても、「紹介してくれ」としつこく何度も電話をかけてきて、その後、何も報告がないというのは、どういうことなのだろうか。
テレビ局(および番組制作会社)の依頼には、協力してくれて当然と思ってるのだろうか。
この話を保険のムックを出している出版社の編集者にしたら、そこにもこの番組の製作スタッフからしつこく電話がかかってきたそうで、その人も怒っていた。
「保険」がテーマのときはこんな事があったが、「健康関連」がテーマのときは、きちんと作っているのかと思っていたが、やはり同様だったようである。
同じ人たちが作っているのだから、当然といえば当然なのだが。
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コメント
テレビ関係者に限らず、マスコミ関係者の中には、取材に応じて当然、という態度の人に時々出くわします。時間をとって説明してあげているのに、簡単な礼すら言おうとしない。
礼儀正しい人も少なからずいるのですが。
投稿: ハーロック | 2007年1月23日 (火) 06時57分
人にもよるのですが、テレビ局や新聞社の人にそういう人が多いようです。
出演を前提に、ある番組の企画から協力を依頼され、何度も時間を取られ、最終的には出演依頼はなく、番組放送の連絡さえなかったこともあります。
投稿: 古鉄恵美子 | 2007年1月23日 (火) 10時00分
私は納豆が好きなので、某SNSで「納豆が好き!」っていうコミュに入っています。
この騒動中は、納豆がスーパーから消えて、コミュのメンバーは皆困っていたんですよ。なかには、スーパーのはしごをしても手に入らない、なんて人もいたくらいで。ホントに大迷惑でした。
で、やっと正常に納豆が買えるし、たぶん大量仕入れでスーパーも安売りをするだろうから、メンバーは結構喜んでいますよ。
まあ、納豆は「身体にいいもの」ですから、これに懲りずに(?)どんどん食べてもらいたいものです(^-^)
投稿: うささん | 2007年1月23日 (火) 11時04分
納豆は、安くて簡単に手に入る食材だから、今回の騒動にも火がついたんでしょうね。
以前は納豆はごはんに掛けて食べていましたが、最近はそのまま食べるのに慣れました。
納豆が安売りになったら、大量購入して冷凍ですね(^^)
投稿: 古鉄恵美子 | 2007年1月23日 (火) 11時34分
マスコミの人って基本的に「無礼」みたいですね。
大手紙の新聞記者の人でしたが、私も一度経験しました。
ある交流会で出会ってちょっと親しくなり、その後ある問題について意見を聞かせてくれと言うのでメールを送りました。
そしたら、「受け取りました」とも「ありがとうございます」とも返信がなく、何の反応もありませんでした。
メールの送信エラーかと思って再送しましたが同じく梨のつぶてのままでした。
別にボツになったところでこちらは素人なのでいっこうに構わないのですが、
「わざわざすみませんでしたが、ちょっとボツになりまして...」
という連絡ももちろんありません。
おそらくは想像するに「何の連絡もなかったら、その件はボツということですから」
というのが、彼らの業界での常識というのかビジネスマナーなんでしょうね。
こちらも最初からそう思っておけば、びっくりしたり怒ったりせずに済みます。
ただ、そんなマナーを他業界や一般社会に対して振り回して平気な感覚というのは、おかしいとは思いますが。
当人たちはどこまでその自覚があるんでしょうかね?
「わかっちゃいるんですが、いつも締め切りに追われて...申し訳ない」
なのか、
それともそんな自覚すらないのか…?
投稿: クフロ | 2007年1月23日 (火) 14時07分
マスコミ関係者がみんな「無礼」なわけではないのですが、失礼な人は少なからずいます。
以前、全国紙の取材を受けたのですが、何度も「聞きたいことがあるから電話が欲しい」ということで、こちらから何度も電話をし、説明しました。
コメントの掲載を知ったのは、メディア関係者限定の掲示板に、私のコメントが朝刊の1面に載っていたことが書き込まれたのを読んで。
図書館へ行って新聞を見たら、言った覚えのないことが、私のコメントとして載っていました。
担当者にクレームを入れ、謝罪に来たついでに、「普通、掲載日くらい連絡しませんか?」と言ったら、「朝刊1面のど真ん中なので、わかると思っていました」と。
みんなが朝日新聞(あ、書いてしまった・・・)を読んでいると思っているのでしょうか。
ちなみに、雑誌の場合、取材を受けると掲載誌を送ってくれ、取材料もくれるのですが、新聞の場合は掲載紙を送ってくれないことが多く、取材料もくれません。
また、テレビ局の人の場合、その場の「ノリ」や「社交辞令」というのも多いので、言うことをあまり真に受けてはいけないということもあります。
クフロさんの場合は、新聞記者のようですが、クフロさんがメールを送ってきて「社交辞令で意見を聞かせてくれって言ったのになぁ・・・」なんて、もしかしたら思っていたのかもしれません。
投稿: 古鉄恵美子 | 2007年1月23日 (火) 17時48分
なるほど、社交辞令ですかー。
でもさ、どうせそんな社交辞令が使えるんだったら、急にだんまりなんか決め込まずに、「いやあ、わざわざどうもすみません。今回はちょっと無理なんですが、また機会を見てみますよ」
なんて、最後まで社交辞令を通せばいいのにねえー(^^;)。
投稿: クフロ | 2007年1月23日 (火) 21時35分
私の会社にも納豆を朝晩食べてたのに・・・
という人がいました。
納豆食べる前に甘いもの控えたほうがよろしいでしょうといいかけたのですが、
やめました。
マスコミとはあまり縁がないのでなんともいえませんが
昨年、前の会社の知り合いから私の知人を取材したいといわれて、忙しい人なのに
ダンドリしてあげたら、明日でないとだめ
といわれ、明日の取材を確保したら、
女性の原稿は直しが多いから中止といわれました。
校了は4日後だったのですよ。信じられませんでした。結局、記事は前のを焼きなおした
みたいなのですが、、、。
すごーく腹がたちました。
投稿: つー | 2007年1月23日 (火) 23時31分
>クフロさん
それすら面倒だったんでしょう。
まあ、そんな人とは関わる必要がなければ、関わらないことです。
ムカつくだけですから。
>つーさん
私も保険会社の友人を紹介して、その人に悪いことしたなぁ・・・と、思いました。
その人も自分のお客さんに連絡を取り、制作スタッフに紹介して、収録の時間を取ってもらった上に、放送されなかったので、お客さんに申し訳なく思っているでしょうから。
こんな人たちって、自分たちを中心にして世の中が回っていて、何をやっても許されると思っているのでしょうかね~
投稿: 古鉄恵美子 | 2007年1月24日 (水) 00時24分