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2007年6月18日 (月)

年金記録不備問題

最近、年金記録の不備が、広く知られることになった。
これまで、「年を取ったときに、本当に支給されるのか?」と、公的年金に不信感を持っていた人は少なからずいたが、年金記録の不備が明らかになったことにより、多くの人が不信感を持つようになったのではないだろうか。

特に、会社員のような国民年金の第2号被保険者(厚生年金加入者)は、公的年金の保険料は、給料から天引きされているのに、記録の不備により、支払った保険料が将来の年金額に反映しないということになれば、公的年金に対する不信感や不公平感を強く抱くことだろう。

民間の保険会社が、保険の予定利率と運用実績との逆ざやのために経営破綻していった頃、経営破綻する前に、保険の予定利率を引き下げられるように法律が改正された。
予定利率の引き下げは、保険金の減額につながる。

保険は「住宅に次ぐ大きな買い物」と言われる。
払込総額が2000万円を超えるケースが少なくないからだ。
「保険証券」という1枚の紙切れに、契約者がそれだけの金額を支払うのは、「もしものことがあったときに、保険証券に記載されている保険金額が支払われる」という、契約している保険会社に対する信頼があるからである。
だが、保険会社サイドの意向で、その金額が減額されるなら、その紙切れに裏打ちされている「信用」はなくなってしまう。
もちろん、保険会社サイドも、自社だけがそんなことをすると、解約が増え、より早く破綻してしまうため、実際にこんな無謀なことをする勇気はないと思う。

公的年金も、「現役時代に保険料を支払っていると、老後には、生活の基盤になる年金が支払われる」という国に対する「信頼感」という裏打ちがなくなってしまうと、年金手帳も「単なる冊子」に過ぎなくなる。

今回の報道で、国や社会保険庁に対する想いはいろいろあるだろうが、いま自分でできることは、自分の年金記録の確認である。
社会保険庁では、通話料有料の「ねんきんダイヤル」(0570-051165)のほかに、フリーダイヤルの「ねんきんあんしんダイヤル」(0120-657830)を設置して、年金記録の問い合わせに対応しているが、電話が殺到し、なかなかつながらない状態である。

自分の年金記録は、社会保険庁のサイトでも確認できる。
ただし、このサイトを利用するためには、あらかじめユーザーIDとパスワードの申込みが必要だが、現在は申込みが殺到しているため、発行まで2週間以上かかるようである。

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コメント

古鉄さま、こんばんは。
サラリーマンでも確認する必要があるのですね。主人はずっと同じ会社で勤めているので、大丈夫だろうと思っておりました。私は、退職してすぐに市役所で手続きしたのですが、年金手帳にその旨の記載がありません。早く確認するべきなのですね。
ジフニからたどり着いたこちらのブログですが、大変勉強になりました。

投稿: takako | 2007年6月18日 (月) 22時03分

ずっと同じ会社に勤めている人は年金記録漏れの可能性は低いのですが、可能性が高いのは、転職したり、姓が変わったり、名前を読み違えされやすかったり、住所が変わった人などです。

投稿: 古鉄恵美子 | 2007年6月20日 (水) 17時51分

フムフム。
我が家は可能性が低いようです。
どうもありがとうございました。

投稿: takako | 2007年6月20日 (水) 22時55分

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