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2007年8月29日 (水)

サブプライムローンとゆとり償還

アメリカのサブプライムローン発の、世界同時株安が止まらない。
サブプライムローンというのは、信用力の低い人向けの高金利ローンである。

銀行の低い金利で住宅ローンを借りたいけど、銀行では貸してくれないので、金利の高い消費者金融で借りたお金で住宅を買ったようなものである。
もともと信用力の低い(=返済力に問題のある)人が借りているので、借りてから数年経ち、返済額が大幅にアップするようになると、たちまち返済に行き詰まってしまう。

これだけなら、サブプライムローンの借り手と貸し手だけの問題だが、サブプライムローンの債権は証券化され、高利回りの運用商品として、ファンドに組み込んでいる商品もある。
サブプライムローンの証券に投資しているという噂が立っただけで、株価が下がる企業もある。

サブプライムローンは、最初の数年は返済額が少なく、その後、アップするように設計されているようだが、これを聞いて、かつて住宅金融公庫がやっていた「ゆとり返済」を思い出した。

「ゆとり返済」とは、当初5年間の返済額を、75年返済で組んだと仮定した返済額にし、6年目から、残りの返済期間で残債を返済するというものである。
かりに金利3%、返済期間20年、元利均等返済で、「ゆとり返済」を利用すると、6年目からは返済額がそれまでの倍になる。

「ゆとり返済」は、通常の返済では公庫融資を受けるのが厳しい人たちが利用していたケースが多いため、返済額が倍になると、たちまち返済に行き詰まってしまう。
「不動産を動かしたい」という国の政策のため、住宅を買いやすくするために作られた制度だったが、これにより、本来なら「借りてはいけない人」たちが「借りてしまった」ために大変なことになった。
「借りてはいけない人」たちは、借りることにより、泥沼に足を踏み入れることになる。

住宅ローンなどの借金は、「いくらなら借りられるか」と尋ねる人がいるが、「いくら返せるか」から考えると、自ずと結論は出るだろう。

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