疑惑の銃弾
二十数年前、電車に乗っていて週刊文春の吊り広告を見たときの驚きは、今でも覚えている。
そこには、「疑惑の銃弾」という連載のタイトルが、大きく載っていた。
その後には、「ロスで妻を銃撃され、悲劇の主人公のようにマスコミに取り上げられた夫は、その後、1億5500万円の保険金を受け取っていた」ということが書かれていた。
これが連載の1回目の広告だったが、この記事により「ロス疑惑」という言葉ができた。
ロスでの銃撃事件は、ワイドショーでも連日取り上げられ、夫は悲劇の主人公だった。
それからしばらく経ち、人々の記憶も薄れてきた頃、週刊文春の連載は始まった。
夫の三浦和義被告は、妻の殺人容疑については、最高裁で無罪が確定した。
日本での裁判では、証拠不十分で「無罪」となり、この事件については、すでに過去のものとなっていた。
ところが2月22日、アメリカの自治領であるサイパンで、三浦和義容疑者はサイパンまで出向いたロス市警の警官に、殺人容疑で逮捕された。
日本で「無罪」になっても、同じ事件でアメリカで逮捕されるというのも驚きだった。
それに、この事件は1981年の事件である。
もう時効になっているのではないかとも思った。
だが、殺人罪の場合、アメリカには時効がないのだそうで、未解決事件として今まで捜査の対象となっていた。
日本では証拠不十分として「無罪」となったこの事件。
ここでロス市警が逮捕したということは、それだけ大きな証拠をつかんだということだろうか。
| 固定リンク
« 「宮」全話一挙放送 | トップページ | お誕生日 »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 夕刊フジ集中連載『50代から考える医療保険』(2018.04.15)
- 50代から考える医療保険(2018.01.25)
- 噴火による死傷では傷害保険の補償はどうなる(2018.01.25)
- LCC初心者はここに注意!(2018.01.17)
- 新成人の晴れの日を台無しにした「はれのひ」(2018.01.09)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント