ミス桜コンテスト
東京のソメイヨシノは、けさの雨で花びらが落ち、葉が目立つようになったようだ。
丸の内の新しいビルに入った和食のお店で、一昨年、桜パーティーが開かれた。
お店主催のパーティーだったが、女性は着物で参加すると、会費が半額になるということだったので、作ってからあまり着ていない桜色の無地の紬の着物に、クリーム色の地にローズピンクの花が2輪咲いている織りの帯を締めて行った。
私は3歳の時から日本舞踊を始め、藤間流の名取りなので、着物は着慣れており、短時間で着ることができるし、髪も自分で着物用にアップにする。
友人とお店に行くと、入り口のところで私だけポラロイドの写真を撮られた。
写真をくれるのかと思ったが、渡されなかった。
お店にはいると、満開の桜の木が出迎えてくれた。
二十歳過ぎの若い女の子たちは、振袖を着てきている子も数人いた。
もちろん、髪も着付けも美容室でやってもらったような感じだ。
気合いが入っているなぁ・・・と思った。
友人と食べたり飲んだりおしゃべりをしたりしていたが、パーティーも後半になる頃、先ほど撮られたポラロイドの写真を貼ったボードが運ばれてきた。
写真の下の余白に、名前を書いてくださいとのこと。
名前を書きたくないので、「さくら」と書いておいた。
ボードには、着物を着てきた人の写真、二十数枚貼られていた。
そういえば、パーティーの案内メールには、「ミス桜コンテスト」も開催するというようなことが書いてあった。
「ミス○○」というのは、若い女の子たちのもので、私には関係ないと思っていたので、気にも留めなかったが、着物を着てくる=「ミス桜コンテスト」にエントリーということになってしまっていたようだ。
お店の人がそのボードを持って店内を回っていたが、パーティーの終わりの頃、得票結果が発表された。
得票1位は、振袖を着てきた20代前半という感じの女の子。
まぁ納得という感じ。
賞品としてお店のペアお食事券をもらっていた。
得票2位は・・・
「桜色のお着物のさくらさん」と発表された。
・・・って、私のことじゃない!?
若い子たちを差し置いて「準ミス」(笑)というのには、正直驚いたが、前に出て行って、賞品をもらった。
やはりお店のペアお食事券だった。
ごちそうしてあげることになっていた人がいたので、ちょうどよかったと思った。
ごちそうしてあげることになっていた人に、「この店でいい?」と、店のURLをつけて、メールを送った。
すると「こんなにいい店でいいんですか!?」と返事が来た。
お店にペアお食事券の内容を確認すると、2万円分の食事券とのこと。
コース料理を予約して、2人で食べて飲んで、お会計は2万円ちょっとだった。
ごちそうしてあげた人は、とても喜んでくれた。
もちろん、2万円分はミス桜コンテストでgetしたものだとは言っていない(笑)。
桜の季節になると、こんな珍事(?)を思い出してしまう。
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コメント
すごーい
素敵なお着物姿だったんでしょうね。
その時の写真をアップされては
投稿: ポチ | 2008年4月10日 (木) 21時10分
ポチさん
結局、その時の写真はもらっていません。
パーティーは、着物で出席することも多いですね。
女性のドレスコードが「イブニングドレス」と書いてあったときは、訪問着を着ますが、これはフォーマルなパーティーじゃないので、紬にしてみました。
投稿: 古鉄恵美子 | 2008年4月10日 (木) 22時32分