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2008年10月10日 (金)

日経平均一時1000円超の下げ&大和生命経営破綻

やはりこの時期、「秋の花」なんて平和な内容を書けるのは、1日しかなかった(苦笑)。

昨日のニューヨーク株式市場はまたもや下げ、今日の東京株式市場も寄りつきから売り一色で、なかなか値が付かない銘柄もあった。
日経平均も下げ足を速め、一時1000円超も下げた。
大引けは、前日比881円6銭安の8276円43銭。
下落率は9.6%で、これは戦後3番目。

そんな朝、大和生命が経営破綻したというニュースが入ってきた。
アメリカのサブプライムローン問題と日本の株価の下落のダブルパンチにやられてしまった。

なぜ日本の生命保険会社が、アメリカのサブプライムローンの影響を受けるのか不思議に思う人もいるかもしれないが、9月25日の記事にも書いたように、サブプライムローンの債権は、証券化され、高利回りの債券として販売された。
債券の場合、高利回り=格付けが低い=デフォルト(債務不履行)になる確率が高いということだが、高利回りに目を奪われた大和生命は、この債券を購入していた。

そもそも、サブプライムローンとは、通常の住宅ローンの審査には通らないような信用度の低い人向けのローンであるため、信用度の高い人が借りる通常の住宅ローンより、金利も高く設定されている。

昨年夏頃から、サブプライムローンの返済率が悪くなり、担保になっていた住宅価格も下落したため、サブプライムローンの債権を証券化した債券は、デフォルトしていった。

サブプライムローン関連証券を購入した日本の金融機関や事業会社も多く、サブプライムローン問題は、アメリカだけでなく、世界を巻き込む大問題となったのである。

サブプライムローン問題から起こったアメリカの金融危機は、日本も巻き込み、連日の株価の下落を引き起こしている。

大和生命の経営破綻の背景には、このような事情があるのである。

10月8日の記事の最後に、「株価が上昇したから、ひと頃は「危ない」といわれていた生保も持ち直していたが、株価がここまで下げ、その上、デフォルト(債務不履行)となったリーマン・ブラザーズの社債を大量購入していたような保険会社は、大丈夫だろうか?」と書いたが、サブプライムローン問題で経営破綻する生命保険会社が、早速出てきた。

これまで、保険会社の経営破綻の原因は、実際の運用実績が「予定利率」を下回る「逆ざや」問題だった。
逆ざやは、ジワジワと保険会社の体力を奪っていくが、購入した債券がデフォルトになるのは、リーマン・ブラザーズの経営破綻のように、問題化してから短期間で起きることが多い。

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