« 2月の花 | トップページ | 日本アカデミー賞授賞式 ディナー編 »

2010年2月28日 (日)

「過速スキャンダル」

チャ・テヒョン主演映画「過速スキャンダル」を観てきた。
タイトルの「過速」は、「スピードオーバー」。つまり、「速度違反」のことである。

韓国では、「速度違反」には「できちゃった結婚」という意味もある。
「○○は、結婚会見では妊娠していないって言っていたけど、やっぱり速度違反だったね」というように使う。

P1000001

ストーリーは、独身DJナム・ヒョンス(チャ・テヒョン)のもとに、ある日突然、リスナーの未婚の母ファン・ジョンナム(パク・ボヨン)が男の子ファン・ギドン(ワン・ソクヒョン)を連れて訪れた。
自分はヒョンスの娘で、男の子は孫だという。
遺伝子検査の結果、ジョンナムは実の娘だということがわかり、その事実をヒョンスは受け入れざるを得なかった。
ヒョンスが仕方なくはじめた3人同居。この「スキャンダル」は、世間には知られてはならないものだった。
だがジョンナムは、歌手を目指していて、ヒョンスの番組の歌手オーディションコーナーに、出演したのだった・・・

前半は、笑えるシーンが多いが、この手の映画によくあるように、後半はホロリとするシーンがあり、最後はハッピーエンド。
これまで、チャ・テヒョンは、どの役を演じても「チャ・テヒョン」という感じだと思っていたが、「過速スキャンダル」でのチャ・テヒョンは、なかなかいい。
このタイプの映画は、彼の得意ジャンルであるが、演技に一層磨きがかかったようだ。

ジョンナムを演じているパク・ボヨンは、「過速スキャンダル」の演技で、百想芸術大賞の新人賞を受賞したが、私は授賞式で初めてパク・ボヨンを知った。
授賞式でのイメージが先だったので、この映画でパク・ボヨンを見たらずいぶん幼い感じがした。

私のお目当てはワン・ソクヒョンだったが、この子がなかなかいい味を出している。
インタビューでは、「特技は空気を読むことと、花札」というこの子は、これからどんなふうに成長していくか、楽しみだ。

ワン・ソクヒョン演じるギドンの初恋の相手の女の子は、どこかで見たことがあると思っていたら、ワン・ソクヒョンとこの女の子のCM撮影のNGシーンで見たのを思い出した。
ワン・ソクヒョンが大人気になったので、この「カップル」でCMが撮影されたのだろう。

なお、この映画で、チャ・テヒョンは、実の息子と初共演している。
最後のほうで、ヒョンスが出演している「ウリ生命」のCMが流れるが、そこでチャ・テヒョン抱いている子どもが、チャ・テヒョンの本当の子どもである。
息子の出演のギャラは、子供服6着だったそうだ。

|

« 2月の花 | トップページ | 日本アカデミー賞授賞式 ディナー編 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。