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2010年3月27日 (土)

「台北に舞う雪」

脚本を書いた田代親世さんに、映画公開日に「観に行きますね」とメールしたものの、なかなか見に行くことができなかった「台北に舞う雪」。
シネスイッチ銀座のサイトを見たら、26日まで上映だったので、26日に観に行った。

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暖かい台北には、雪は降らない。
モウ(チェン・ボーリン)がこどもの頃、母親が失踪する。
モウの祖母は、「台北に雪が降れば、母親が戻ってくる」と言った。
つまり、戻ることはないということだ。

だが、映画の終盤で、台北近郊のチントンに、”雪”が降る。
それを見て、モウは母親を捜しに行く。

声が出なくなり失踪した歌手メイ(トン・ヤオ)が、チントンに着いたときからこのストーリーは始まる。
メイに次第に恋心を抱くモウ。
メイの声が出るように、一生懸命尽くすモウだが、声が出るようになり、また歌えるようになったメイは、もとの場所に戻っていく。

チントンの風景と、この淡い恋が醸し出す雰囲気が、なかなか合っている。
この映画のオフィシャルサイトのイントロダクションには、「傷が癒えるまで、一緒にいてもいいですか。」と書いてある。
メイにとってモウは、傷が癒えるまで、休ませてもらう場所に過ぎなかったのか。

メイは失踪しても偽名を使うこともなく、歌手だと知られても否定せず、サインにも応じる。
疲れたのと、探されることで、自分が必要とされているのを確認するための失踪。
誰にも探されないなんて、淋しいから。

この映画は、映像や音楽がきれいで、少しココロが疲れていて、癒されたい人にもいいかもしれない。
私みたいにね。

田代さんは、脚本を書きたいという夢をこの映画で実現させたわけだが、そういう意味では、うらやましい。
私の夢って何だろう・・・
私って、どこに向かっているのだろう・・・
私が失踪したら、探してくれる人はいるのだろうか。

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